キリストの花嫁は人類すべての女性(真の母はその筆頭)
質問受付メールに送っていただいた質問です。
問)TFの女性関係の問題について です。 亨進様が、「6マリア」のことを認めるまでは、僕はTFの婚外の女性関係のことは ほとんど顧みることはありませんでした。 しかしその後、僕の調査でも 婚外の女性関係が相当数事実であることがわかり、 たいへんな困惑する状況になっています。 ここで僕が現時点で理解している原理観を少し記させていただき、 TFの婚外の女性関係をどう感じたのかも述べさせていただきました。 ティモシー エルダーさまがそこのところをどのように 理解されているのかお聞かせいただけたらありがたく思います。(同じ問いかけを「4研」さんにもしました。)
(質問者は以上のような前書きをして、ご自身の考えを紹介した後に、いくつかの具体的な質問をされました。答えるにあたっては、まず質問の件に関連る亨進王様の考えを総合的に紹介してから、具体的質問にお答えします。)
答)大変重要な質問を送ってくださり、ありがとうございます。お父様は数十年もの間、私達を指導してくださいましたが、お父様がどのような方であり、どのような使命を持って来られたかを、私達はいまだ十分理解していないと思います。これを理解するためには、時間をかけて聖書と8大教材教本に記されたお父様のみ言葉を勉強するとともに、祈祷生活を深めて行く必要があると思います。
ご質問の件に関する亨進王様のお考えを私なりに整理してお伝えします。
まず、私達がお父様を「人間」という範疇の中で考える限り、お父様を理解できないというのが王様のお考えです。すなわち、お父様は「神様が肉となり私達のうちに宿られた」存在なのです。夜の神様(創造以前の神様=創造主)が人間の形で、肉体をもった人間として私達と共に生活されたのです。人間の姿をもって現れたお父様ですが、被造物である私達とは存在論的に異なった存在なのです。
そのお父様は、神様の精子を地上にもたらされました。そして、堕落した血統をもった女性の子宮にその精子を植えることによって、その女性の子宮から神様の血統が生まれるようにしてくださるのです。この場合、一人の女性ではなく、複数の女性と性的関係を持った方が、人類の復帰を速く進めることができるのです。潜在的には、人類すべての女性がキリストの花嫁です。
そして、お父様が堕落の世界から選ばれ、真の母の位置に置かれる女性は、キリストの多くある花嫁達の筆頭なのです。筆頭ですが、多くある花嫁の中の一人ですので、キリストの愛を独占できる立場ではありません。むしろ、世界すべての女性がキリストと関係できるようにしないといけません。
ですから、私達はお父様が複数の女性と関係されたことを「問題」として意識したり、恥ずかしく思ってはいけません。そうした場合には、ノアの裸体を恥ずかしく思ったハムと同じ失敗を犯すことになります。
問)文先生の1対多の性関係は、性関係は1対1であるという原理原則に反するものだと感じます。
復帰は再創造だとするならなおさらでしょう。
答)お父様を「人間」として理解する場合はご指摘の通りですが、お父様は人間の形で、肉体をもった人間として私達と共に生活された夜の神様(創造以前の神様=創造主)です。
問)天使長に奪われた女の愛を取り戻すのに正妻と妾の構図が必然でしょうか?
答)このような一側面があるかどうか、み言葉を研究する必要があると思います。今はお答えできません。
問)レアとラケルのような関係の中に第3アダム(真のアダム)が
当事者になることが必要なのでしょうか?
答)これは第3アダムに該当しないように思えます。
問)第3アダム(真のアダム)は自らの操を妻のために守るべきではないでしょうか。
答)世界すべての女性が第3アダムの「妻」です。お父様が堕落の世界から選ばれ、真の母の位置に置かれる女性は、第3アダムの多くある妻達の筆頭です。多くある妻の中の一人ですので、第3アダムの愛を独占できる立場ではありません。
問)性関係を介在させながら3者(第3アダム、正妻、妾 - 回答者註)がまとまることはありえないのではないでしょうか?
答)真の母が、自分はキリストの花嫁の筆頭であり、キリストの愛を独占できる立場でなく、むしろ他の花嫁達をキリストにつなげる責任があることをしっかり自覚していれば可能ではないでしょうか。
問)本妻と妾の人間関係の勝利とは何がどうなることが勝利なのでしょうか?3者関係のまま女同士が一体化するとはどういうことなのでしょうか?
答)花嫁の筆頭である本妻がキリストの愛を独占しようとせず、自分を完全に否定して、他の花嫁達をキリストにつなげ、その花嫁達がこれに感謝して真の母を支えるようになることが勝利だと思います。
問)当事者の女達はどのように納得したのでしょうか?
答)これは現場におられた方に確認しないと分かりません。
問)不信した女達は摂理に対するその個人の責任不履行を問われるのでしょうか?
答)当然そうと考えられますが、確認できません。お父様ご次第です。特に韓氏オモニの責任がどのような形で問われるかが問題です。
問)男女関係は唯一(1対1)であるというのが創造原理だと理解しています。
答)もちろん、質問者と私を含むすべての人間は、ご指摘の通りです。しかしお父様は人間の形で、肉体をもった人間として私達と共に生活された夜の神様(創造以前の神様=創造主)ですので、これに該当しません。
問)「御家庭」の現況の有り様と過去の破壊的不品行は、
そこの方々こそ身近な出来事であったTFの女性関係問題に大きくつまずいたからではないか?とも思われます。
答)真の家庭の事情をお父様の責任であるかのように表現することは間違いだと思います。例えば、1945年から48年の間に韓国のキリスト教がお父様を再臨のキリストとして受け入れていたなら、ご家庭の事情はかなり違っていたと思います。
結局、1950年代韓国においてお父様の周りに集まった人達は、2千年の間キリストの再臨を待ち望む伝統を受け継いだ人達ではなく、韓国人が選民として選ばれたことに心を引かれた愛国者と民族主義者達が多かったように思います。キリスト教の基盤が弱いので、キリストがどのような人物であり、どのような使命を持って来られるかの理解が著しく乏しい人たちでした。
このような人たちがお父様のもとで摂理の実務を担当し、子女様のお世話などをしながら、真の家庭に多大な弊害を及ぼしたと思います。特に、韓氏オモニに、花嫁達の筆頭としての立場を教えることができなかった責任は大きいと思います。
一部の質問は他のものと重複すると判断して、抜かしました。私の答えに十分でない点がありましたら、またご連絡ください。
尚、亨進王様が2015年5月3日に「キリストの花嫁達」と題して語られた説教(映像はこちら 日本語訳(ほぼ全文・非公式)はこちら)をご参照ください。